健やかに働いて、穏やかに暮らす
ぶどうのモリモリファーム
2021年の振り返り
研修1年目(2016年):専門学校農業大学校
研修2年目(2017年):山梨県果樹試験場
就農1年目(2018年)
就農2年目(2019年)
就農3年目(2020年):コロナ禍
就農4年目(2021年):コロナ禍
今年もモリモリファームを応援していただきましたお客様とフォロワー様に、心からお礼申し上げます。
コロナワクチンは接種したけれど、積極的に都会に出かけていく気持ちが戻らず、園主と都会との距離は引き続き遠のいたままの2021年。
開業以来お客様とのやりとりの大部分は郵送でのお届けなので、ブドウを通した社会との接触の仕方はある意味ずっとリモートワークだ。
私の職場(ブドウ畑)はずっと『疎』のままで、『密』にはなりようがない。コロナ禍でも働き方が変わらなかったことへの安心感よりも、働き方が変わっていく世界とのズレを感じた2021年。
働き方についての話題では、エッセンシャルワーク・ソーシャルワーク・ギグワーク・ブルシットジョブetc,etc。
一次産業・二次産業・三次産業という区別ではない、仕事の分類を耳にすることも多かった。
仕事を『儲かる(儲からない)』『必要(不必要)』で分類すると↓の4つに分類される。
①儲かる。 必要な仕事。
②儲かる。 不必要な仕事
③儲からない。必要な仕事
④儲からない。不必要な仕事
好んで③に就きたいと思うモノ好きは少ないと思う。
モノ好き任せの③を無理くり①に寄せようとして生まれたのが、『儲かる農業』というスローガンだ!と思いつつ、下手くそな自分の商売のやり方を変える努力をするのが嫌で、③だと思い込もうとしているだけのかもしれない。というセカンド自分の声も聞こえる。
ブドウの価格と品質については、こちらの発信で引き続き考えていきたい。
詳細はこちらに書いたけれども、環境保全に関する取り組みをせねば!という心の変化もあった。
自分でもおかしな話だと思うけど、園主の心の中ではモリモリファームの存続と地球の存続を同一視していて、地球を存続させる活動をすることが、モリモリファームを存続させることに繋がると思い始めている。
地球に何が起こっているのかハッキリ理解しているわけではないし、ブドウ畑でのこともお客様とのコミュニケーションのやり方だって、何の答えも持ち合わせていない。それでも、正しいと感じる方向に歩みを進めていきたい。
今年も健やかに働いて、穏やかに暮らすことができたので
めでたし。めでたし。