今年の5月から10月までの半年間。
モリモリファームでは、アルバイトの女性を一人雇用しています。
働く条件は下のように提案しました。
1.時給:1000円
2.出社:気が向いたら来る
3.退社:気が済んだら帰る
4.休暇:休みたくなったら休む
規則を作らなかった理由とその結果
規則を作らなかった理由は、私の仕事を増やしたくなかったためです。
出社時間を定めてしまうと、日々の仕事に遅刻のチェックが増えます。
退社時間を定めてしまうと、日々の仕事に残業のチェックが増えます。
ブドウ園の園主は、ブドウの栽培管理だけで大変なのです・・・
もし、雇用主(私)と作業従事者(アルバイトの子)との間で100%の信頼関係が成立したとしたら、規則とか無くてもいいんじゃないか?
そう思って規則を作りませんでした。
こんな会社があったらいいなぁ・・・
と、かつての私が思い描いていた理想を実現してみたかった!
という気持ちもあります。
その結果どうなったかといいますと
・彼女がお婆ちゃんの遺した編み笠をカブると、お婆ちゃんが憑依しました(笑顔)
・忙しい時は朝7時頃から夕方6時頃まで働いてくれました(笑顔)
・6月の勤務日数27日。休日3日で働いてくれました (笑顔)
・6月の労働時間170時間も働いてくれました(笑顔)
・最長作業時間12時間も働いてくれました(笑顔)
専業農家ではないのに、すごく凄いなと思いました。
私の気持ちに生まれた変化
アルバイトの子を雇用するまでは、私自身の働き方について関心が無く、体をすり潰すような働き方をしても特に何も思いませんでした。
ところが今は、私が払うお給料で生活している人(アルバイトの子)がいるので、私がダメになってしまっては、お給料が払えなくなって困ります。
自分の体を使いつぶすような働き方を見直さなくてはいけない!
と思うようになりました。
あと一つあって
『健やかに働いて、穏やかに暮らす』
という経営理念を、アルバイトの子にも感じてもらいたいと思うことです。
私の経営理念は、私自身の自己実現の気持ちから生まれた理念ですので、それを周りの人にも広げていきたいといったことは考えていませんでした。
でも同じブドウ畑で過ごす間は、彼女にとってモリモリファームが健やかに働ける職場であればとおもいます。
10月までの残り4か月。
頑張ってもらおうと思います!
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