亡くなる直前のお婆ちゃんの病室で
交わした最後の言葉
祖母『(寿命は)もう長くはないね。』
園主『・・・。』
お婆ちゃんはどうして自分に迫る死を
ありのままに受け入れることができた
のだろう?
今も不思議に思う。
お婆ちゃんの考える死生観について
まだ元気でいた頃に聞いたのだが
祖母『死んだらお終いだよ。』
と、ありのままに受け入れる土台とす
るには身も蓋もない死生観だった。
園主にとって『死』はリスクで、な
んとか避けねば!と思う。
肉体的な死。
精神的な死。
社会的な死。
経済的な死。
全部避けたい。
そういう意味では、毎日がリスクマネ
ジメント。
人生=リスクマネジメントだ。
ありのままに受け入れるお婆ちゃん
には、リスクマネジメントってあった
のだろうか?
もしかしたらこういう風に答えてくれ
るかもしれない。
好きな仕事だから働くんじゃ無いよ。
日が昇ったから働くんだよ。
好きなモノだから食べるんじゃ無いよ
お腹が空いたから食べるんだよ。
眠りたいから寝るんじゃ無いよ。
眠くなるから寝るんだよ。
おわり
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