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ブドウの品質と価格を考える

執筆者の写真: モリモリファーム園主モリモリファーム園主

 昨日の発信の続きです


 栽培の先生の所に持って行った園主

のブドウでしたが、先生チェックをO

Kとなったのは10房に1房だった。


先生『味は美味しい。けどこの色と見

た目ではOKを出せない!』


 先生チェックでは売り物にならない

ブドウをたくさん抱えてどうしよう。

と思いながら家路についたことを覚え

ています。


 この出来事をきっかけに、ブドウの

価格と品質について考え直しました。

 

 園主はこれまで、ブドウの栽培難易

度が正しく価格に反映されず、希少性

によって価格が決められている(※)。

という部分しか見ていませんでした。


※シャインマスカットと巨峰では、栽

培難易度は同じだが、価格に差がある


 そういうこともあるけれども、品質

と価格の関係はもっと単純で


 まず、先生の販売しているブドウの

価格はモリモリファームの価格よりも

ずっと高い。品質が正しく価格に反映

されていると考えたら、先生チェック

は妥当な結果なのかもしれない。


【真実の姿】

先生のブドウ:高品質高価格

モリモリファーム:低品質低価格


であれば、モリモリファームのブドウ

がNGになるのも頷けます。


ついつい


モリモリファーム:高品質低価格

 

こんな風に思ってしまっていたんだな

と思い知りました。


 品質と価格の相関関係を見誤ってい

たことに気づいて、ではどうするか?

 

どうするか?

 

先生のチェックが全房OK貰えたら。

と思います。


モリモリファーム:低品質低価格


 低品質は相対評価なので、今の園主

のブドウを美味しく召し上がっていた

だいて下さるお客様の評価を否定する

わけではありません。


 先生の評価だって、数ある評価の中

の1つに過ぎないとも言えますが、園

主にとって先生の存在感は大きくて無

視できるものではないです。


モリモリファーム:高品質低価格

モリモリファーム:高品質高価格


 文字で書くとすぐ実現しそうに錯覚

するけども、品質も価格も簡単に上げ

たりすることはできないわけで・・・


続きは次回発信します。

 
 
 

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