
ブドウの樹皮を円環状に取り除くことで
栄養の流れが変わって着色と成熟を促す。
『環状剥皮』という名前のこの技術は
その昔
ブドウの樹に繋いでいた犬(か羊)が
逃げようとしてグルグル回ったところ
上の写真のように皮が剥けてしまった。
ところがそのブドウの樹だけ
成熟が早く着色も良かった!
という出来事がキッカケとなって
生まれた技術だそうです。
偶然の産物。
瓢箪から駒。
ブレイクスルーが起こるときには
よくあることです。
美味しいブドウは
こうした技術を積み重ねていって
出来上がります。
『技術』について
私の好きなエピソードがありまして
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天才画家・ピカソ
ピカソの絵画は
子供が描いたように見えるけど
若い頃のデッサンは実に写実的。
若い頃に身に付けた圧倒的基礎技術が
後年のピカソを支えているのである!
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技術の良いところは
誰でも学べることと
誰でも身に付けられること。
磨きに磨けば神業になること。
収穫まであと2ヶ月。
私の持てる技術を全て注ぎ込んで
食べると元気になるブドウに
仕上げていきます!