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友達からのメッセージ

モリモリファーム園主

『今年のブドウは去年よりも甘かった!

 幸せになれるブドウでした。』

というメッセージが友達から届いた。

喜んでもらって良かったな。

と思う反面

もしも去年の方が美味しかったとしたら

どうなっていただろう?

と考えるとゾッとした。

たった一年で

同じ畑のブドウが劇的に美味しくなったり

不味くなったりしない(と思う)ので

友達に送ったブドウは

去年よりも今年の方が

より完熟に近い状態だったのだろう。

『完熟に近い状態』

を把握する方法としては

糖度計やカラーチャートを

使う方法があるが

私はそれに加えて食味チェック

でもって判断するようにしている。

ただ、全ての房で食味チェックを

始めてしまうと大変なことになる。。。

今年で言えば

7000房のブドウの食味チェックで

7000粒食べることになる。

仕方が無いのでシャインマスカットだけは

全ての房から1粒抜いて食味チェック。

他のブドウは10房に1粒抜いて食味チェック。

1600粒の試食で済んだ。

このようにしてお客様に送り出した。

来年は今年よりも管理するブドウが増えるので

食味チェックができるかわからない。

友達からメッセージが届くまでは

そんな風に思っていた。

とても危ないところだった。

お客様はブドウならば何でもよいと思って

注文してくれるわけでは決して無い。

私の届けるブドウに

何かしらの魅力を感じて

くれているのだと思っている。

食味チェックを放棄するというのは

その何かしらの魅力の一つを

無くすとまではいかなくても

不安定なものにしてしまうだろう。

これまでブドウ栽培の限界は

房の形を整える摘粒作業の作業量を

限界だと思っていた。

これからは食味チェックのできる量を

限界だと思うようにしよう。


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