
ブドウ農家には1年の中で
とても忙しい時期が2回あります。
1回目はブドウの開花から始まる6月。
2回目はブドウの収穫に追われる9月。
おかげさまで
1回目のピークの峠を越えました。
日の出(4:30)から日没(19:30)まで
私としては近年まれに見る頑張りを
見せたと思っています。
ですが
ヘッドライトを点灯しての夜間作業中
『果たして去年生まれた双子(かわいい)に
このような働き方をさせられるだろうか?』
ふと、そんな気持ちになりました。
農業を好きでやっている私は
馬車馬としてすり潰すように働いても
なんてことないですが
娘と息子にも同じことをさせるのは
ダメかもわからんなと考え始めました。
そこで思い出したのは
2年前に通った農業専門学校の
視察で訪れたブルーベリー畑の園主からの
『農家が後継者問題で悩むのは
跡を継ぎたいと思えるような
魅力的な農業ができていないから。』
というお言葉。
たくさん有難いお言葉を頂き
そのほとんどを忘れてしまった
農業専門学校時代の教えの中で
上のお言葉は心に残っていました。
うちの双子はまだ9ヶ月。
物心つくまで10年くらい猶予があります。
それまでにどうにか魅力的な農業に
仕上げていけたらと思います。