私達の暮らしを支えている一番大きな学問は
『科学』だと思う。
スマホもパソコンも科学技術の成果であるし
巨大なビルや電車も車も飛行機も、科学が生み出した。
会社組織の運営も『科学』と親和性が高く作られている。
理屈では説明のつけられない理由が
受け入れられることはないし
再現性の無い成果物は成果物として認められない。
世の中はほぼほぼ科学に支配されている。
ように思える。
なので
科学が土台になっている社会に
うまいこと馴染めなかった人たちは
科学以外の何かを頼りとして
自分の世界観を再構築していくのではないだろうか?
というふうに考えている。
科学以外の何か?とは
例えば哲学や宗教や芸術だとか・・・
農業の担っている役割の一つとして
そんな社会に馴染めなかった人たちの受け皿。
という役割があると思うので
農業を志す人たちの中には
自然が相手の農作業にも関わらず
超自然的な現象を好んだり
科学的なアプローチの近代農業には背を向けて
独自の原理でもって畑を耕す人もいる。
更に面白いのは
科学的には説明がつかない方法で
農業として成り立っている
(成果物を収穫できている)人がいること。
そういうところが
農業の奥が深いところでもあるし
懐が深いところでもある。
なんらか閉塞感を抱えている人には
農業体験に一度参加してみてはどうかな?
と思った。