ブドウの起源を遡ると
乾燥少雨の地域で生まれた欧州系ブドウと
湿潤多雨の地域で生まれた米国系ブドウの
2種類に分類される。
欧州系ブドウは
味のバリエーションが豊富だが病気に弱く
米国系ブドウは
味のバリエーションは乏しいが病気に強い
日本の気候は梅雨と秋雨があるため
欧州系ブドウの栽培には残念ながら適していない。
が美味しい欧州系を日本でも何とか栽培したい!
ということで欧州系&米国系を掛け合わせた結果
誕生したのが『シャインマスカット』
病気に強く食味は最高という素晴らしいブドウ。
それでも雨に濡れてしまうと病気の房が
ちらほら出てくる。
というわけで日本では依然として
栽培期間中に雨露にあてさせないように
傘をかけたり袋をかけたりと
手間の掛かる作業が続いている。
ただそういった弱点から遠ざけようする
栽培の方向性は無理があるというか
やりきれないよなぁという気持ちがある。
栽培期間中には雨が降る。
という自然環境を受け入れるような栽培方法を
模索してみても良いのではないだろうか?
そしてその鍵は『微生物』が握っているのではないだろうか?
唐突に登場した『微生物』。
予断と憶測と推論を積み木細工のように重ねて
導き出したのだけど、救世主たりうると思っている。