
専業農家を志した最初の年に
『これから自分が助け合ったり
競争したりする地元農家のブドウは
どれくらいのモノなのか?』
それを確認するために
近隣農家のブドウが集まる
農協の選果場に見学に行きました。
選果場に出荷されたブドウは
品質によってランク付けされて
¥値段¥が決まります。
選果場には100軒以上の農家が
出荷しているのだから
メジャー級のブドウもあれば
草野球レベルのブドウもあるだろう。
とヌルい気持ちで見学にいった私は
そこに集まるブドウの
圧倒的な品質の高さに背筋が凍りました。
『これは自分が少し頑張ったくらいでは
どうにもならない。埋没してしまう。。。』
初心者の自分が出したブドウは
きっと一番下の下。下の下なんだろうな。
ゲゲゲのゲ。。。
そんなことを考えながら
選果場を後にしました。
自分の栽培するブドウに自信が無いならば
選果場の中で一定以上の評価を得ることで
自信を持って晴れて外の世界(百貨店とか)に
チャレンジする!
これが最善のステップアップの方法ですが
当時の私は36才という年齢からの
チャレンジに焦りを感じていて
『この年齢からのチャレンジでは
時間がかかり過ぎて日が暮れてしまう。』
自分(初心者)のブドウを
就農初年度から高く売るために
別の方法を模索するのでした。
以下中編に続く