
一昨年通った 農業専門学校の同窓会に行ってきました。
楽しくて面白かったです。
中でも桃農家のAさんの話が良くて、
『揺り戻し』について話してくれました。
どういうお話かというと
いま桃は柔らかい品種の桃が尊ばれていているけれど、
固い品種の桃の美味しさを広めていって、
お客さんの桃の好みを変えていこう!
という動きがあるそうです。
それに対してAさんは、
柔らかい桃の美味しさを追求し続けて
固い桃が広がったところで柔らかい桃を投入!
一人勝ちを狙おう!
と簡単に言うとそういうお話でした。
変化には2種類あって
ある方向に大きく振れてもしばらくすると
中庸な状態まで戻ってくる揺り戻しのある変化と
一度変わってしまったら2度と元には戻らない
革命的な変化があると思います。
悩ましいのは変化の渦中にある人には、
それが元に戻るのか?いつ戻るのか?もう戻らないのか?
誰もわからないところです。
いま日本のブドウ栽培の地図は凄い勢いで
シャインマスカット一色に塗り替えられています。
将来、モモ栽培の地図も固いモモ一色に塗り替えられる
ときがやってくるかもしれない。
そのときAさんはどうする?
どうするAさん!