
シャインマスカットが、いずれは高級ブドウから大衆ブドウへと
落ち着いていく未来が待っている中で、
ブドウ農家の人たちは次世代のシャインマスカットを模索しています。
ブドウは立派な房を付けるために5年ほどかかるので、
方向性を大きく誤ってしまうと大変です。
大きな粒で種無し&皮ごと食べられる黒系 or 赤系の品種を育てておく。
というのが、多くのブドウ農家の選択している方向性です。
私は昨年色々なブドウを味見して、
シャインマスカットと並べても見劣りしないブドウは、
長野県限定の「ナガノパープル」という品種だけであろう。
と思っていました。
ですが今年も色々と味見をしたところ、
シャインマスカットよりも好まれそうなブドウがまだまだ
あることを知りました。
これから数年は、ポストシャインマスカットと呼ばれるブドウが
たくさん紹介されることと思います。
振り返ってみると、あの頃は玉石混交の中から好みのブドウを
選べた楽しい時代だったなと思うような時間を過ごしているのかもしれません。