
頭を垂れながら刈り入れのときを待つ稲穂。
黄金色の草原が、秋の訪れを感じさせてくれます。
田舎で暮らしていると、こういった「原風景」としか表現できない
光景を目にすることがよくあります。
生活の中心に稲作があった世代は、私よりも二世代ほど前になるので、
稲作から離れて育った私が原風景を感じるのは不思議です。
プラスチックや化学繊維よりも、革製品や木工品に愛着を感じる感覚と
同じようなものかもしれません。
つまり、人類が長らく生活の友として接してきたモノたちへの親しみは、
そう簡単には忘れられないのでしょう。
新米で作るオニギリが楽しみです。