
雨の日に作業小屋の片づけをしていたところ、
亡くなったお婆さん愛用の手ぬぐいが見つかりました。
婆さんは、働き者を多く輩出する村の出身だったので、
1年365日。朝から晩まで畑を耕していました。
昔から私が畑に行くと常に婆さんが居たので、
いまも畑の隅で草むしりをしているような気がします。
晩年は腰が曲がって、ブドウの棚に手が届かなくなって
しまっているのに、それでも畑に通い続けていました。
「働く」ということに色々意味を持たせすぎている私には
まだまだマネができそうにありません。
そんなお婆さんが一生をかけて耕し続けたブドウ畑を
私が更に深く耕して、あの世で褒められたら良いと思います。